DVD ArchitectでのBlu-ray制作

2019年10月19日

先日メニューが複雑なBlu-rayの依頼があり、以前から持っていたけど使っていなかった「DVD Architect」でオーサリングをしてみました。
作ってみてわかったことを自分の記録としても残しておこうと思う。

  1. BDを作りBD (Blu-ray) レコーダーで見る際に、チャプターメニューから映像を選んで再生すると『次』『戻る』のチャプターボタンが動作しない。
    BD(Blu-ray)プレーヤーやPCのプレーヤーではこのボタンは動作するし、DVDでは当たり前の動作なのでこれが効かないのは致命的。多くの家庭にあるのがBDレコーダーですが、その家庭ではチャプター移動ボタンが動かないことになります。原因としてはBDプレーヤーは国際規格なので動作するけれど、BDレコーダーは日本独自規格ということで動かない。「DVD Architect」は日本独自規格に対応していないらしい。
  2. BD制作時に使う映像データはAVCHDコンテナのH.264/AVCにあらかじめ変換しておく。これによって 「DVD Architect」で再変換する必要が無くなります。ちなみにDVDの場合は 映像mpeg2(m2v)と音声AC3(mpa)を作っておけば時間がかからなくていいです。
  3. 2.と同じような話ですがデータ容量を調整してディスクを作ることができる。ただし再変換になるので時間がかかるので最初から容量を調整してデータを作れば再エンコードせずに済む。
  4. リモコンボタンを制御できる設計だけど、ほとんどが「オン」か「オフ」しかないものが多く、「オン」にした後どうするかとか「オフ」にすることでどうなるか分からず不便でしかない。
  5. 映像をサムネイルにしてチャプターボタンにすると、サムネイルの動画が動くボタンにできるけど、映像がループせずに途中で止まる。
  6. メニュー画面にする画像の画質が元画像と比べると低下する。

とりあえずあらかじめ分かっていれば苦労せずに済んだことです。なにしろ
「DVD Architect」 を使う人が少なく情報もほとんどないので、これからこれを使う人のために、またどこかに書いておかないと自分が忘れるので……。

スポンサーリンク

MotionElements - ロイヤリティフリー 動画素材マーケット、音楽、アフターエフェクト テンプレート

編集

Posted by myrte